宇宙を独りでさまよい、無限の精力剤を味わった
Posted By admin on 2011年6月14日
私の髪が白髪なのも、その名残だ。中絶薬
綺麗だった黒髪はその時の恐怖のせいか、それともその時使用した薬の副作用なのか、それ以来真っ白になってしまった。そして、戦闘機乗りの傭兵となった今でさえ、宇宙に出るときは恐怖を忘れるための戦闘薬(ドラッグ)が手放せない。
狭い所がダメ、という人がいるけれど、私は逆だ。
広い宇宙が、無限の空間が怖い。
媚薬
昔、訓練中に誤って宇宙船から放り出されたことがある。
はずみがつくと、あっという間に宇宙船から離れ、一直線に遠ざかってしまう。
三日三晩広大な宇宙を独りでさまよい、無限の孤独を味わった。
この戦闘機が小型で、嫌でも宇宙の広さを感じさせるのだ。母船に乗っているときはなんともないのに、戦闘機のような小さな船で宇宙へ出るときは怖くなって戦闘薬(ドラッグ)に頼ってしまう。止めなきゃ、と思っても戦闘薬(ドラッグ)を使ってしまう。薬のことは本部も大目にみてくれている。半年に一度の定期検診で、薬物検査の基準値さえクリアすれば、OKということらしい。本当は傭兵の体なんか、どうでもいいのだ。役にさえ立てば。
私は傭兵なので一般用娯楽ルームを使用している。
セルフでオレンジジュースをつぎ、個人用モニターの前を陣取る。
狭い個人部屋にもモニターはついているが、娯楽ルームの方が大きい。
私はものすごく古いアニメ「トムとジェリイ」を選択する。精力剤
私はこのアニメが大好きだ。
猫のトムとネズミのジェリイが追っかけっこをするだけの単純なアニメ。
夢中でアニメを見ていると、不意に映像が消えた。
何事か、と周りを見ると、真後ろに立っていた男が勝手にモニターをOFFにしていた。
私は鼻歌を歌いながら、娯楽ルームへ向かう。
まだ戦闘薬が抜けきらなくて、少々ハイになっている。
五千人が長期滞在できる、というこの宇宙船「アース」は軍事大国プーランクの戦闘用空母だ。艦全体が重力補正されていて、戦闘用空母のわりにはいろいろな施設が充実している。一見、豪華客船かと思うほど。娯楽ルームでさえ、一般人と階級のある正規職員とは別ルームになっている。
少佐とは何度か一緒に戦っている。
若くして少佐になるだけあって、戦闘機乗りとしての腕は神レベルだ。でも、一緒に闘うといっても戦闘機に乗っているので顔を突き合わせておしゃべりするわけじゃないし、私の直属の上司は少佐ではなく、傭兵隊長のルークだ。だから、顔を見ることはあっても、少佐と直接話をすることなんてほとんど無い。威哥王
少佐が何の用だろう?
私は眉をしかめたまま、少佐を見あげた。
かなりデカい。190cm近くあるんじゃないだろうか。
軍人らしい堂々とした体躯に、黒髪にグレイの瞳の整った甘い風貌。
でも、戦闘機に乗るのにデカい体は邪魔なだけだ。
ま、私のように小さすぎても戦闘機のカスタマイズに手間取るけど。
名前を覚えられていることにも驚いたが、戦闘薬(ドラッグ)の事がバレているとは。
あの口軽女め。
白衣を着た色っぽい女医、ルーナに頭の中で悪態をつく。
戦闘薬はルーナ女医からもらっている。RU486
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